失われた少年(Little boy lost)(1953)

Bonjour !

前に紹介した「Little Boy Lost(1953)」は、日本では「失われた少年」という題で、今から60年前の1955年に上映されたようです。その後、どこかの映画館またはテレビで再放映されたかどうか不明ですが、Youtubeで見た限り、とてもいい映画ですので、少し詳しく取り上げたいと思います。Youtubeの動画は字幕なしの英語ですが、舞台がパリなので、ときどき日常的なフランス語も混じっています。「私の心はバイオリン」は、映画が始まってまもなく、5:95と18:00あたりで歌われます。

まずストーリーから(Weblioからの引用)
「第2次大戦の始まる直前アメリカの従軍記者としてパリにいたビル・ウェインライト(ビング・クロスビー)はパリジェンヌのリザ・ガレット(ニコール・モーリー)と結婚した。戦争が激化してドイツ軍がパリに押しよせたとき、ビルはパリを去らねばならなくなり、リザを残してロンドンへ行った。そして、やがてリザが地下運動中ナチに捕らえられ、死刑になったと知った。パリが連合軍の手中に戻ってからビルはリザと彼との間に生まれた男の子を探すためパリを訪れた。旧友ピエエル(クロード・ドーファン)の紹介で、ビルは、戦争中子供たちをかくまったという女性キイユブウフを訪れ、彼女から郊外の孤児院にいるジャンという少年がビルの子らしいと教えられた。早速ビルは孤児院に行き、教母に勧めらてジャン(クリスチャン・フォーカード)を引き取った。そして昔の記憶を辿って父と子のつながりを呼び戻そうといろいろの努力をしたが、神経質な戦災孤児ジャンは少しも反応をみせなかった。ビルは失望してジャンを孤児院に返した。その後、射的の賞品に当った犬のおもちゃを別に深い意味もなく孤児院のジャンに送ったが、それはリザが生存中赤ん坊のジャンに与えたおもちゃと同じものだった。ビルはそのことを忘れていたのだが、アメリカへ帰ることになって挨拶に孤児院に寄ったとき、犬をしっかり抱きしめているジャンを見いだした。そして、ジャンがわが子であることをはっきり知った」
補足ですが、「私の心はバイオリン」という歌は、リザがレジスタンスの同志に送っていた暗号メッセージだったというのですが、心はsupply trainを意味し、バイオリンはdestroyを意味するという説明があります。つまり、この歌を歌うことで、物資供給列車を破壊せよ、というメッセージを送っていたのです。

Little Boy Lost * BING CROSBY * 1953 *

https://www.youtube.com/watch?v=7Gyj7R2HmUo

このジャンを演じた子役は、Christian Fourcade(クリスチャン・フゥルカード)という人ですが、1942年4月22日、フランスのウ゛ァンセンヌに生まれ、このあとLes Misérables(1958)とCrainquebille(1954)、その他何本かの映画に出演しています。5才から映画に出て、この少年を演じたときが10才、生存されているとしたら72才ですね。1961年以後の映画出演の記録がまったくないという謎につつまれた俳優です。
フランス語のwikipediaに出演した映画がリストアップされていました。

https://fr.wikipedia.org/wiki/Christian_Fourcade

英語だけで難しいかもしれませんが、このストーリーを参考に、ぜひこの映画をご覧ください。

A demain !
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写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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