バカロレア(Bacalaureat)のスタート

Bonjour !

今日はフランスの高校生が卒業前に受けるバカロレアが開始したというニュースです。これは大学などの高等教育機関に入学するための国家試験で、le Bacと略されます。今年は6月17日8時から哲学の問題で始まり、24日まで続きます。
一般バカロレア(BAC GÉNÉRAL)、専門バカロレア(BAC PROFESSIONNEL)、工業バカロレア(BAC TECHNOLOGIQUE)に分かれ、一般パカロレアも科学系(scientifique、通称: S)、人文系(littéraire、通称: L)、経済・社会系(économique et sociale、通称: ES)と分野別に分かれています。どの分野でも一番最初にくるのが哲学(philosophie, philoと略)。哲学の問題は記述式で4時間、その問題は考える力と、その考えを文章に表すという能力をみるもので、とても難しいです。試験が終わった後で公開される哲学の問題をみると、こんな問題が出るのかとかと驚き、採点するのも大変ではないかと想像します。
詳しいスケジュールがLe Mondeにありました。

http://www.lemonde.fr/campus/article/2014/12/01/le-bac-2015-se-tiendra-du-17-au-24-juin_4532253_4401467.html

参考までに、昨年度の哲学の問題の例です。
・人は幸せになるためには何でもすべきか? (Doit-on tout faire pour être heureux ?)
・我々は幸せになるために生きているのか? (Vivons-nous pour être heureux ?)
・ハンナ・アーレント『人間の条件』(« Condition de l’homme moderne »)の抜粋の解説
難しいですね。実は、ハンナ・アーレントって、知りませんでした。
さて、今年の哲学はどんな問題がでるのでしょうか。

A demain !
スポンサーサイト

コメント

こんにちは

今朝はもう少し遡って読ませていただきました(日本語のところだけで、汗・・・ながら)
たしかフランスでは高校で哲学が必修なんですよね。
すごいなあ~と感心したのを覚えています。
見始めたばかりの頃、NHKの「テレビでフランス語」で
「ギニョル」(人形劇)が紹介されていて、
「自分の意見を表明する姿勢」を幼いころから促す、
という話に、これまた感心したものです。
Pourquoi? と  Parce que・・・ のやりとりを大事にする、
といった説明だったと思います。

アレントは映画になった時に、息子から話を聞いて、
女性の哲学者ってあまり知らなかったので読みたいな~と、
無謀にも「人間の条件」にチャレンジしました。
難しかったけれど、心を揺さぶられるような力のある本でした。

ノーベル平和賞を受けたEU・・・
やっぱりヨーロッパの歴史と思想はすごいなと
(地続きでの国々同士の戦争の苦い経験も含めてだけど)
あこがれが募ります。

勉強しなくっちゃ!!(^^;)

折角ご紹介いただいている記事も、なかなか読みこなせなくて、
アップアップの読者(生徒)ですが、
これからもよろしくお願いします。

Re: こんにちは

いつもコメントありがとうございます。
ハンナ・アーレントを読まれたんですね。私も読んでみなくてはと思いつつ、哲学の本はどうも苦手意識が先だって。映画「ハンナ・アーレント」は日本では2013年10月26日に岩波ホールで公開されたそうですが、息子さんはご覧になったんですか。やはり学校で学んでいるといろんな情報が入りますね。この本、読んでみないといけないですね。欧州の歴史は奥深いですよね。でも最近は移民の問題が深刻ですね。いつも読んでくださってとても嬉しいです。



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

petitcedre

Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター