欧州人権裁判所、ウ゛ァンサン・ランベール氏の治療停止に判断を下す

Bonjour !

欧州では安楽死に関する問題がけっこう大きく取り上げられるのですが、このVincent Lambert問題もかなり以前から議論されていた問題です。2008年の交通事故で脳に重度の損傷を受け、四肢麻痺となったバンサン・ランベール(Vincent Lambert)さんは、栄養の静脈投与によって植物状態で生命を維持されていたのですが、6月5日、欧州人権裁判所(La Cour européenne des droits de l’homme (CEDH))が、その治療の停止が欧州人権条約(European Convention on Human Rights)に違反しないと判断を下したそうです。これで治療を停止しても、法律的には問題がなくなることになります。両親は治療の停止に反対し、奥さんとその親族が治療の停止を望んでいたという複雑なケースです。

http://www.lemonde.fr/fin-de-vie/article/2015/06/05/la-cedh-valide-l-arret-des-soins-a-vincent-lambert_4648145_1655257.html

似たような問題で、2000年にVincent Humbertという23才の青年が交通事故で植物状態になり、「Je vous demande le droit de mourir」(邦訳タイトル:僕に死ぬ権利をください )という本を出版し、2003年に安楽死を選んだというケースがあります。この本は欧明社に行ったときに、レジの横に平積みになっていたのが目について買い、フランス語で読みました。
日本では、こういう治療の停止は、殺人罪になるそうですが、欧州の例などをよく検討する必要がありますね。

A lundi !
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