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再び田園交響楽

Bonjour !

この本については、以前にも紹介しましたが、縁あって再び取り上げます。
というのは、驚きの事実が発覚したからです。
大学2年のフランス語のテキストだったことは、既に述べました。
その頃から、この本がとっつき難く、難解だという感じがつきまとっていました。

ところが、あるサイトで日本語の要約を目にし、こんな話だったのかと目から鱗でした。
それでネットからPDF版をダウンロードし、mobiに変換し、Kindleに入れたのです。
100年前の本ですから著作権はすでになくなっています。

そしてキンドル版で読み始めたところ、テキストとは違うのです。何か変だなと感じ、両方を比較し分かったことは、テキストのほうは最初の部分が省略され、途中から始まっているのです。テキストなのに、こういう省略の仕方ってするものなのか、唖然としてしまいました。肝心の最初の状況設定に当たる部分がなく、いきなり途中から始まれば、何のことか分からないのも当然です。
わざとこの本を難しくしているようなものです。テキストの始まりは、「ジェルトリュードの最初の微笑というか、顔の表情に変化の兆しが現れた.....」という部分で、その後には迷える子羊の話が引用され、出し抜けから一体何のことか分からないという有様でした。
改めてキンドル版で、本の初めから読んでいくと、それほど難しくはなく、よく理解できるのです。
ただ100年前の本だけあって、今ではほとんど見かけない時制、接続法大過去などが出てきます。この時制だけは復習しないといけないですね。

こんな大して長くもない作品を、肝心の最初の部分だけ省略する必要があったのだろうかと、不思議になります。
あとがきでは、Gallimardの小型本に拠ったと書かれていますから、Gallimardの原本がそもそも初めの部分が省略されていたのか、そこまでは分かりません。

ということで、この本が読みづらいという理由が、大学を出て何十年かぶりに解決しました。

Bon week-end !

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Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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