天使と悪魔』(Angels & Demons)

Bonjour !

ダヴィンチ・コードに続いて、ロバート・ラングドン・シリーズの第1作「天使と悪魔』(Angels & Demons)」を
読み始めました。2000年発表の作品ですから、これもまた時代遅れかな、まあブームに乗る必要もないですしね。ただし、言語は英語ではなくフランス語版でした。これはヴァチカン市国が舞台なので、イタリア語がチラホラと出てきます。イタリア語もそれなりに分かるので抵抗はないですが。

最初のページで、CERNと反物質の記述があり、読んでみる気になりました。学生時代に素粒子物理学という講義があったのですが、そのときは理解できず、黒板の文字をノートするのに終始しました。CERNのことをいろいろ調べましたが、LHC(Large Hadron Collider)、すごいですね。円周27キロ、直径8.5キロの巨大な加速器、これがスイスとフランスの両国にまたがって地下100mの深さに建設されています。このトンネルは3分の2以上がフランス側にありますが、セルンから最も近いフランス側の村は、フェルネー・ヴォルテール(Ferney Voltaire)というのどかな村です。ジュネーブからバスで15分、この村の真下をLHCのトンネルが貫通しているそうですが、住んでいる分には関係ないかな。
参考までに、英仏海峡トンネルの長さは、37.9Kmですから、それよりやや短いですね。

この村にヴォルテールが1760年から住んでいたのが、この村の名前の由来で、ヴォルテールゆかりの建物もあるようです。
その著作には「カンディード」という作品があり、その最後に "Il faut cultiver notre jardin"という有名なセリフがあり、まだフランス語が分からないときに、どう和訳すべきか、また具体的に何を意味するのか、苦しんだことがありました。
そのヴォルテールゆかりの村に、セルンの巨大な加速器が貫通しているとは、ここでも新旧の対比に驚かされるフランスです。

調べているうちに、日本でもILC(国際リニアコライダー; International Linear Collider)計画で、全長約30kmの直線状の加速器をつくるというプロジェクトに行き着きましたが、その進展はどうなんでしょうか。日本のように狭い国土で、しかも地震国では、クエスチョンマークがつきますね。

この「天使と悪魔」は2009年に映画化されて、最近ではテレビでも放映されていますから、映画をご覧になった方も多いでしょうね。ただ、映画にはセルンの話が出てこないと書いている人がいましたが、これが本当なら一番興味深い部分が省かれていますから、本を読むほうが面白そうです。

A la prochaine !
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写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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