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フランスの灯台とフレネル

Bonjour !

少し数学の復習をしていたところ、フレネル積分なるものに出くわしました。これを考えだしたのはAugustin-Jean Fresnel(1788-1827)という科学者で、少し調べてみました。当時の人は、才能があるのに早死ですね、39才で結核で亡くなっています。
この人は光学の研究もし、フレネル・レンズなるものを発明し、これがフランスの全灯台に装備され、フレネルの胸像が置かれているそうです。39才で亡くなった後も、その発明した光で世界を照らし続けているというのは、いい話ですね。フランス語版の全作品なるものもダウンロードできます。

"A Short Bright Flash: Augustin Fresnel and the Birth of the Modern Lighthouse"
by Theresa Levitt

「灯台の光はなぜ遠くまで届くのか-時代を変えたフレネル・レンズの軌跡」(ブルーバックス) 新書 – 2015/10/21
テレサ・レヴィット (著), 岡田 好惠 (翻訳)  1166円

A bientôt !
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Tous Cobayes ! (食卓の不都合な真実)

Bonjour !

グリホサートの残留基準値の大幅緩和は、国民の健康を脅かす重大な問題です。
世界的には禁止する国も多く、問題視している国も多いなか、なぜ日本が逆行するのでしょうか。
この農薬の危険性の一端でも知ったなら、大幅緩和というのはあり得ないことです。

ということで、前に紹介した映画「Tous Cobayes?(世界が食べられなくなる日」の元になっている本,
"Tous Cobayes ! "を取り上げます。訳書が出ています。

食卓の不都合な真実―健康と環境を破壊する遺伝子組み換え作物・農薬と巨大バイオ企業の闇 2014/8/28
ジル=エリック・セラリーニ (著), 中原毅志 (翻訳)  2592円

このフランス語版を入手しましたので、読んでみようと思います。

この本の著者ジル=エリック・セラリーニ氏の英語の論文もありますので、
そちらも参考になります。一度、撤回させられて、再度掲載されたようです。
タイトルは、"Republished study: long-term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerantgenetically modified maize"です。

https://enveurope.springeropen.com/articles/10.1186/s12302-014-0014-5

A la prochaine !



EUで議論が続くグリホサートのライセンス更新

Bonjour !

欧州連合の専門家委員会(le comité d'experts)ではグリホサートのライセンス期限が今年末で満了することから、このライセンスをさらに10年更新するかどうかの議論が続けられています。フランスは更新に反対という投票をするそうです。かたや、日本ではグリホサートの残留基準値が大幅に引き上げられました。この欧州と日本の違いは、何に起因するのでしょうか? 世界で最も多量に使用されている除草剤グリホサート、発がん性が疑われているこの農薬を、こんなに簡単に基準値を緩和するというのは、本当に不思議な話です。
残留農薬に対してそれほど関心がなかったのですが、この欧州と日本の正反対の方針には、やはり驚いてしまいました。

France bleuの記事から
https://www.francebleu.fr/infos/faits-divers-justice/le-glyphosate-herbicide-en-question-1507540942

A la prochaine !

シリアルその他に残留グリホサートが検出

Bonsoir !

先日の尿検査で残留グリホサートが検出されたというニュースに関連し、少し調べてみました。
尿中に検出されたということは、食物の中にもグリホサートが残っているということです。
この事実を裏書きするニュースがすでに、9月14日に発表されていました。

ONGのGénérations futuresが、約30種類の消費者向けの商品を分析したところ、そのうちの17種類にグリホサートが検出されたというものです。つまり、53.3%の検出率だそうです。除草剤というのは、こんな末端の消費者向けの製品にまで残るものとは、本当に驚きますね。そして、グリホサートはおそらく発がん性があると考えられているのです。なかでも、毎日の朝食に食べられることの多いシリアル類にもグリホサートが検出されたということは、やはり毎日の食事だけに重大なことです。日本の場合は、お米とかが気になりますが、シリアルも朝食によく見かけます。

分析が行われたのはスーパーで販売されている商品で、その内訳は穀類を原料とする18サンプル(朝食用のシリアル8種類、パスタ7サンプル、その他の3品目 (小さい乾パン、ビスコッティ)、乾燥した豆類12サンプル(レンズマメ7種類、ヒヨコ豆2種類、インゲンマメ2種類、乾燥したエンドウマメ1種類)の計30サンプルです。

シリアル8種類のうち7種類にグリホサートが含まれていたそうです、つまり、87.5%に相当します。含まれていなかったのは、どの製品か気になりますが、そこまでは書かれていません。

詳しくはLe Mondeの記事を

http://www.lemonde.fr/planete/article/2017/09/14/des-traces-de-glyphosate-trouvees-dans-des-cereales-pour-petit-dejeuner_5185491_3244.html

除草剤というのは、こんなにいつまでも食品の中に残るものなんですね。
除草剤をまいても、1年くらいで有害な成分がなくなると、聞いたことがあるのですが。
農薬大国の日本で同様な分析をしたとしたら、どういう結果が出るか、気になりますね。
ちょっと調べたところ、日本ではフランスとは逆の「除草剤グリホサートの残留基準値が大幅緩和」だそうです。
ええっ、なんで緩和するの? と思いますが、きちんと意見を公募したうえでのことみたいです。

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201704251427162


A la prochaine !
プロフィール

petitcedre

Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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