Tous Cobayes ? (食卓の不都合な真実)

Bonjour !

グリホサートの残留基準値の大幅緩和は、国民の健康を脅かす重大な問題です。
世界的には禁止する国も多く、問題視している国も多いなか、なぜ日本が逆行するのでしょうか。
この農薬の危険性の一端でも知ったなら、大幅緩和というのはあり得ないことです。

ということで、前に紹介した映画「Tous Cobayes?(世界が食べられなくなる日」の元になっている本,
"Tous Cobayes?"を取り上げます。訳書が出ています。

食卓の不都合な真実―健康と環境を破壊する遺伝子組み換え作物・農薬と巨大バイオ企業の闇 2014/8/28
ジル=エリック・セラリーニ (著), 中原毅志 (翻訳)  2592円

このフランス語版を入手しましたので、読んでみようと思います。

この本の著者ジル=エリック・セラリーニ氏の英語の論文もありますので、
そちらも参考になります。一度、撤回させられて、再度掲載されたようです。
タイトルは、"Republished study: long-term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerantgenetically modified maize"です。

https://enveurope.springeropen.com/articles/10.1186/s12302-014-0014-5

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EUで議論が続くグリホサートのライセンス更新

Bonjour !

欧州連合の専門家委員会(le comité d'experts)ではグリホサートのライセンス期限が今年末で満了することから、このライセンスをさらに10年更新するかどうかの議論が続けられています。フランスは更新に反対という投票をするそうです。かたや、日本ではグリホサートの残留基準値が大幅に引き上げられました。この欧州と日本の違いは、何に起因するのでしょうか? 世界で最も多量に使用されている除草剤グリホサート、発がん性が疑われているこの農薬を、こんなに簡単に基準値を緩和するというのは、本当に不思議な話です。
残留農薬に対してそれほど関心がなかったのですが、この欧州と日本の正反対の方針には、やはり驚いてしまいました。

France bleuの記事から
https://www.francebleu.fr/infos/faits-divers-justice/le-glyphosate-herbicide-en-question-1507540942

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シリアルその他に残留グリホサートが検出

Bonsoir !

先日の尿検査で残留グリホサートが検出されたというニュースに関連し、少し調べてみました。
尿中に検出されたということは、食物の中にもグリホサートが残っているということです。
この事実を裏書きするニュースがすでに、9月14日に発表されていました。

ONGのGénérations futuresが、約30種類の消費者向けの商品を分析したところ、そのうちの17種類にグリホサートが検出されたというものです。つまり、53.3%の検出率だそうです。除草剤というのは、こんな末端の消費者向けの製品にまで残るものとは、本当に驚きますね。そして、グリホサートはおそらく発がん性があると考えられているのです。なかでも、毎日の朝食に食べられることの多いシリアル類にもグリホサートが検出されたということは、やはり毎日の食事だけに重大なことです。日本の場合は、お米とかが気になりますが、シリアルも朝食によく見かけます。

分析が行われたのはスーパーで販売されている商品で、その内訳は穀類を原料とする18サンプル(朝食用のシリアル8種類、パスタ7サンプル、その他の3品目 (小さい乾パン、ビスコッティ)、乾燥した豆類12サンプル(レンズマメ7種類、ヒヨコ豆2種類、インゲンマメ2種類、乾燥したエンドウマメ1種類)の計30サンプルです。

シリアル8種類のうち7種類にグリホサートが含まれていたそうです、つまり、87.5%に相当します。含まれていなかったのは、どの製品か気になりますが、そこまでは書かれていません。

詳しくはLe Mondeの記事を

http://www.lemonde.fr/planete/article/2017/09/14/des-traces-de-glyphosate-trouvees-dans-des-cereales-pour-petit-dejeuner_5185491_3244.html

除草剤というのは、こんなにいつまでも食品の中に残るものなんですね。
除草剤をまいても、1年くらいで有害な成分がなくなると、聞いたことがあるのですが。
農薬大国の日本で同様な分析をしたとしたら、どういう結果が出るか、気になりますね。
ちょっと調べたところ、日本ではフランスとは逆の「除草剤グリホサートの残留基準値が大幅緩和」だそうです。
ええっ、なんで緩和するの? と思いますが、きちんと意見を公募したうえでのことみたいです。

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201704251427162


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2022年までにグリホサート禁止

Bonjour !

世界で最も販売量の多いグリホサート使用の除草剤(ラウンドアップで知られている)が、フランスで2022年までに使用禁止されることにりました。発がん性があることから、フランス国民の健康を守るために、それまでに安全な代替製品を開発するということです。いろいろ話題のあったラウンドアップ、やはり真っ先に禁止されるのは欧州でした。アメリカのモンサント開発の製品ですから、日本ではどうなるのか、今後の成行に注目です。

関連するニュースでは、4月にフランスの都市部/田園地域に住む8歳から60歳の男女30名の尿検査で全員から平均1.25ng/mlのグリホサートを検出。29人がEUの水質基準0.1ng/mlを超えていたという結果が発表されました。
使用された除草剤が農産物に残り、そうした農産物を食べた消費者の体内に循環しているということですね。尿として体外に排出されるから問題ないのか、体の他の部分に取り込まれるのか、気になりますね。

下記の記事の見出しで、l'exécutif s'emmêle les pinceaux という表現が使われています。
文字通りに意味を取ると、絵筆をもつれさせる、ということですが、これでは意味が通じません。
少し調べてみると、この表現は絵を描くこととは関係がなく、pinceauxの代わりにles pieds または les jambesを使っても同じことで、つまり足をもつれさせる、さらには混乱して説明にまごつく、説明にしどろもどろになる、という意味だそうです。
このグリホサートの禁止をめぐって、政府の高官の間にいろいろ混乱があったようです。

詳しくは Le Parisienの記事を
http://www.leparisien.fr/politique/interdiction-du-glyphosate-le-gouvernement-s-emmele-les-pinceaux-25-09-2017-7285554.php

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自動運転バスNavya Arma

Bonjour !

18日、東京都港区の芝公園で自動運転バスの実証実験が行われました。
そのバスNavya Armaがフランス製ということで、このバスの実用化の話題を探ってみました。

まずはパリ市内での実証実験の例です。
RATPが今年1月23日からリヨン駅とオ-ステルリッツ駅の間で、 この自動運転バスを無料で走らせています。すでにリヨンをはじめ世界の主要都市いくつかでテスト走行ずみだそうです。 これは最高時速25キロ、12人乗りの100%電気自動車です。
実証実験が日本、オランダ、シンガポール、ドバイで行われたとあります。気になる値段は書かれていません。

RTLニュースから
http://www.rtl.fr/actu/societe-faits-divers/paris-la-mairie-teste-des-navettes-electriques-et-sans-chauffeur-7786881093

次は3月17日から6台の自動運転バスが導入されたEDFのシヴォー原子力発電所の敷地内
このNavya Armaは最高時速45キロ、15人乗り、バッテリ持続時間は5~10時間、値段は22万ユーロ(約3百万)です。
広告のビデオが面白く、背景に原子力発電の冷却塔が見えます。電気会社ですから、いいPRになりますね。

POSITIVRのニュースから
https://positivr.fr/navya-arma-navette-electrique-autonome-edf/

次はアメリカはミシガン大学のノース・キャンパスでの実用化例です。
この秋からサービスを開始するとありますから、もうすぐです。
2台のバスには不可視レーザ装置とGPS、カメラ、Wifiが装備され、走行時のデータ収集が行われます。

ミシガン大学のニュースから
http://ns.umich.edu/new/multimedia/videos/24923-driverless-shuttle-service-coming-to-u-m-s-north-campus

Bon week-end !


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petitcedre

Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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