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旅立ちの季節

Bonsoir !

3月はとうとうまる一月休んでしまいました。

先日読んだこの「旅立ちの季節」デビット・ゾペティ著
著者はスイス生まれの外国人で、非母語である日本語で著作活動をしています。
外国人が母国語でない日本語で小説を書いているというので、どんな日本語なのかと読んでみました。
図書館の棚で日本人作家の間に紛れ込んでいたので、探すのに一苦労し、係の人に探してもらったら、この人は日本語で小説を書いているので日本人作家と同列に配置されているということでした。

外国人であると知らされなければ、日本人が書いた小説だと思ってしまうのは確実です。
ジュネーブ大学日本語学科を中退ということは、母国語はたぶんフランス語でしょうね。名前の音がどうもイタリアっぽい感じですが、やはりイタリア系だそうです。そしてドイツ語、フランス語、イタリア語、英語、日本語の5か国語に通じるマルチリンガルということです。執筆活動を続けるかたわら、2015年にはリフレクソロジー診療所を開き、日本人の患者さんがたくさん訪れてくるとか。

肝心の小説はというと、とても読みやすいです。北海道の小樽とフィンランドを背景とし、オーロラ観測村の話が出てきます。
主人公の楠木は海上保安庁を退職した後、終活をする様子が細かく描かれ、また平行して老後の生き甲斐を模索します。
そんなある日、両親を幼い頃に亡くしから育ての親となっていた姪の百合子が住んでいるオーロラ観測村を訪ねてみようという決心をします。ガラスイグルーからオーロラを初めて見て、ある計画を実行しようと思いたちます。さて、その計画とはいったい何なのか?
デビット・ゾベティ氏をフランス語で紹介した記事がありました。

スイスのLe tempsの記事から

https://www.letemps.ch/culture/mille-vies-david-zoppetti-tokyo

A la prochaine !




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mur à abeilles (蜜蜂の壁)

Bonsoir !

先日、France Interを聴いていたとき、mur à abeilles という言葉が何度も出てきて、何のことか分からず、後から調べました。
マンシュ県のTessy-Bocage(テシーボカージュ)という町には、1800年に造られたフランス最大の蜜蜂の壁があり、これが復元され、再利用されるようになるということでした。ナホレオン1世が英国と戦争をしたときに大陸封鎖をして砂糖が不足するようになり、その不足を蜂蜜で代用するために造られたそうです。この壁の長さは約15メートル、四角い部屋が34個、その中に藁で編まれた蜂の巣が置かれています。どういうものかは写真で見るのが手っ取り早いですが、日本にも同様なものがあるのか興味があります。
蜜蜂の巣が、こんな藁で作られているのが面白いです。

蜜蜂はabeille、養蜂業のことはapiculture、養蜂家はapiculteurと言います。フランスは養蜂がけっこう盛んなようです。

actu.frの記事より

https://actu.fr/normandie/tessy-bocage_50592/patrimoine-tessy-bocage-conserve-mur-abeilles-19e-siecle_20515243.html

A la prochaine !


Radio Franceのアブリ

Bonsoir !

もう随分書いていなかったですね。
フランス語は続けていますが、近ごろはキンドルでイタリア語の本を読んでいますが、なかなか面白いです。
フランス語のウェブラジオを手軽に聴くために、Radio Franceというアブリをインストールしました。
このアプリでいろんなラジオ局を選べるので便利です。音楽番組が多いですが、よく聴くのはだいたい決まっています。音楽よりもニュースやトーク番組のほうが好きです。
ついでに、Radio Italiaというアプリもインストールしました。  

ではまた時間のあるときに

Indochine - Song for a Dream

Bonjour !

アンドシーヌの曲は何回か紹介しましたが、今日紹介するのも
アンドシーヌの歌、Song for a Dreamです。
ずいぶん息の長いグループで、特にファンというほどではないのですが、初めて聞いた曲にどこか東洋的なメロディーを感じてしまい、ときどき聞いています。どう東洋的かというと、お寺の読経が流れる雰囲気でした。
この曲は歌詞がとても印象的です。

https://www.youtube.com/watch?v=DkffTDkSADI

Bonne écoute !

Chanson Douce 2016年 ゴンクール賞

Bonjour !

またまた1月が過ぎてしまい、はや師走となってしまいました。
最近はTwitterをまめに更新していますので、こちらが手抜きとなっています。
ブログを訪問してくださる方には申し訳ないですが、よかったらTwitterのほうをご覧ください。

さていま読んでいる小説を紹介します。
2016年 ゴンクール賞受賞の「Chanson Douce」著者Leïla Slimani です。
邦訳も「ヌヌ 完璧なベビーシッターというタイトルで」2018年3月に発売されています。
物語は、二人の小さな子供がヌヌ(nounou)の手によって殺されたところから始まります。
それから話は過去に遡り、この悲劇がどうして起きたのかが語られていきます。
主人公ミリアムは法学部を出て、専業主婦として二人の子供の子育てに専念していましたが、ある日偶然にも大学での同窓生にばったり出くわします。いまは弁護士事務所に勤務しているその彼が、ミリアムに仕事に復帰する気持ちがないかと電話をしてきます。子育てにも退屈しかけていたミリアムは夫のポールに相談したうえ、二人で子供の世話をしてくれるヌヌ(nounou)を探すことになります。何人かの応募者に面接したすえ、ルイーズというやさしくて子供好きで、きれい好きな女性に白羽の矢がたちます。
このルイーズ、本当に子供好きで、何をしても完璧で申し分のない人で、その仕事ぶりが細々と描写されていきます。
読んだのはまだこの辺りまでですが、こんな完璧で申し分ないヌヌがどうして、最初の悲劇に追い込まれていくのか、という疑問がつきまとい、次のページを読む気にさせられるのです。
フランスでは女性も仕事を持っているのが当たり前ということですから、こういう話は働く女性にとっても関心のあることで、女性の観点から書かれたこういう小説は身近に感じられます。それにフランス語も分かりやすいのです。
日本でもかって、有名人の子供がお手伝いさんに殺されるという事件がありましたが、あの事件を思い出してしまいました。
フランス語がやや難しいと感じられる方は、日本語の文庫版をそばに置いて読むといいですね。

A la prochaine !
プロフィール

petitcedre

Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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