黒田記念館

Bonjour !

東京国立博物館の正門前の道路を左にまっすぐ行くと、黒田記念館があります。
1階と2階はカフェ、2階に黒田清輝氏の作品の展示室があり、今回は特別室が公開されていました(11月12日まで)。
よく知られているあまりにも有名な読書と湖畔、舞妓が展示されていました。さらに、ヌード作品であるため、目にすることが少ない「智・感・情」という作品も展示されていました。これはパリ万博で銀賞を受賞した作品だそうです。

黒田清輝というと美術の教科書には必ず作品が出てきますが、詳しい経歴を知らなかったのですが、東京外国語学校を経て18才から10年間(1884年から1893年まで)渡仏、フランスに留学していたというから驚きです。明治のこの同時代人に夏目漱石がいますが、漱石もやはりロンドン留学していますが、それよりもずっと早い時期になります。漱石は1900年9月8日に横浜を出て10月21日にパリ着、28日にロンドン着ですから、この時代にフランスに渡るには44日、約1月半かかったのです。
今では13時間くらいですから、100年あまりの間の技術の進歩にも驚きます。

ここの常設室の作品が前回とは変わっていたので聞いたところ、6週間ごとに展示替えが行われるそうです。
作品にはフランスの印象派ですか、その影響が強く感じられますね。
今回は有名な読書を紹介しておきます。

読書

Bon week-end !
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フランス人間国宝展

Bonjour !

東京国立博物館の表慶館で開催中のフランス人間国宝展(9月12日~11月26日)に行ってきました。
現在のフランスの13人の人間国宝(メートル・ダール/Maître d' Art)とまだ未認定の2人、計15人の作品200点ほどが展示されています。昼前に入館したので、来館者も少なく、とてもゆっくりと鑑賞できました。撮影禁止なので作品は紹介できませんが、詳しい説明は、公式サイトをご覧ください。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1866

15人の作家さんの詳しい紹介もあります。
http://www.fr-treasures.jp/artists.html

個人的に楽しんだのは、華やかな傘と扇子の部屋でした。麦わら細工もとても精緻で、これが麦わらなのかと思うほどです。金銀細工もとても綺麗でした。この作品の1つが入場券に描かれているチューリップというグラスです。羽根細工もとてもユニークで、羽根で作られた花や蕾が本物みたいでした。全般的にどちららかというと重厚な作品が多いですね。
それぞれ独自の分野ですので、フランス語では何というのかキーワードを見つけてみました。

Jean Girel (ジャン・ジレル) 陶器 céramiste d'art
Serge AMORUSO (セルジュ・アモルソ) 皮細工 haute mproquinrie
Christian BONNET (クリスティアン・ボネ) 鼈甲細工  les montures en écaille
Roland Daraspe (ロラン・ダラスプ) 金銀細工 l'orfèvrerie
François-Xavier RICHARD (フランソワ=グザヴィエ・リシャール) 壁紙 papiers peints
Lison DE CAUNES (リゾン・ドゥ・コーヌ) 麦わら象嵌細工 marqueterie de paille
Nathanaël LE BERRE (ナタナエル・ル・ベール) 真鍮細工 sculpteur dinandier
Michel HEURTAULT (ミシェル・ウルトー) 傘  des parapluies et des ombrelles de luxe
Sylvain LE GUEN (シルヴァン・ル・グエン) 扇 artisan éventailliste
Pietro SEMINELLI (ピエトロ・セミネリ) 折り布 maître plisseur
Fanny BOUCHER (ファニー・ブーシェ) 銅版彫刻  l'Héliogravure
Laurent NOGUES (ロラン・ノグ) エンボス加工 gaufrage
Gérard DESQUAND (ジェラール・デカン) 紋章彫刻 graveur héraldiste
Nelly SAUNIER (ネリー・ソニエ) 羽根細工 Artiste plumassière
Emmanuel BARROIS(エマニュエル・バロワ) ガラス Verrier

A la prochaine !








 

フランスの灯台とフレネル

Bonjour !

少し数学の復習をしていたところ、フレネル積分なるものに出くわしました。これを考えだしたのはAugustin-Jean Fresnel(1788-1827)という科学者で、少し調べてみました。当時の人は、才能があるのに早死ですね、39才で結核で亡くなっています。
この人は光学の研究もし、フレネル・レンズなるものを発明し、これがフランスの全灯台に装備され、フレネルの胸像が置かれているそうです。39才で亡くなった後も、その発明した光で世界を照らし続けているというのは、いい話ですね。フランス語版の全作品なるものもダウンロードできます。

"A Short Bright Flash: Augustin Fresnel and the Birth of the Modern Lighthouse"
by Theresa Levitt

「灯台の光はなぜ遠くまで届くのか-時代を変えたフレネル・レンズの軌跡」(ブルーバックス) 新書 – 2015/10/21
テレサ・レヴィット (著), 岡田 好惠 (翻訳)  1166円

A bientôt !

Tous Cobayes ! (食卓の不都合な真実)

Bonjour !

グリホサートの残留基準値の大幅緩和は、国民の健康を脅かす重大な問題です。
世界的には禁止する国も多く、問題視している国も多いなか、なぜ日本が逆行するのでしょうか。
この農薬の危険性の一端でも知ったなら、大幅緩和というのはあり得ないことです。

ということで、前に紹介した映画「Tous Cobayes?(世界が食べられなくなる日」の元になっている本,
"Tous Cobayes ! "を取り上げます。訳書が出ています。

食卓の不都合な真実―健康と環境を破壊する遺伝子組み換え作物・農薬と巨大バイオ企業の闇 2014/8/28
ジル=エリック・セラリーニ (著), 中原毅志 (翻訳)  2592円

このフランス語版を入手しましたので、読んでみようと思います。

この本の著者ジル=エリック・セラリーニ氏の英語の論文もありますので、
そちらも参考になります。一度、撤回させられて、再度掲載されたようです。
タイトルは、"Republished study: long-term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerantgenetically modified maize"です。

https://enveurope.springeropen.com/articles/10.1186/s12302-014-0014-5

A la prochaine !



EUで議論が続くグリホサートのライセンス更新

Bonjour !

欧州連合の専門家委員会(le comité d'experts)ではグリホサートのライセンス期限が今年末で満了することから、このライセンスをさらに10年更新するかどうかの議論が続けられています。フランスは更新に反対という投票をするそうです。かたや、日本ではグリホサートの残留基準値が大幅に引き上げられました。この欧州と日本の違いは、何に起因するのでしょうか? 世界で最も多量に使用されている除草剤グリホサート、発がん性が疑われているこの農薬を、こんなに簡単に基準値を緩和するというのは、本当に不思議な話です。
残留農薬に対してそれほど関心がなかったのですが、この欧州と日本の正反対の方針には、やはり驚いてしまいました。

France bleuの記事から
https://www.francebleu.fr/infos/faits-divers-justice/le-glyphosate-herbicide-en-question-1507540942

A la prochaine !
プロフィール

petitcedre

Author:petitcedre
フランス語サークル、パルレーを主催しています。
フランスとフランス語に興味のある方なら、どなたでも大歓迎です。
写真はヌメアのCroix-Rougeでのフランス語講座の光景です。



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